髪の毛が静電気でまとまらない|髪の毛の困りごと
毎年冬になると静電気のせいで髪の毛がふわふわって、広がってしまうことありますよね。髪を乾かしている最中や、最後に櫛で整えようとしたときに静電気を感じる方が多いはず。髪の短い方ですと、まるで小学校の下敷きで遊んだときのようにフワっと広がる方もいらっしゃると思います。
広がるからスタイルが決まらない!朝時間がかかって仕方がないという方、実は静電気は広がるというだけでは済まされない問題なんです。
実は静電気でも髪の毛はダメージを受けてしまうんです。
静電気によってキューティクルが剥がれやすい状態になるため、髪の毛の乾燥や痛みが進んでしまいます。今回はその原因と対策についてみていきましょう。
シャンプーを変えたら静電気が発生する原因
シャンプーを変えたら静電気が発生しやすくなった方は、変えた後のシャンプーよりもその前に使っていたシャンプーに原因があることが多いです。
皆さんこのことをご存じないために、前のシャンプーの方が良かったのだと錯覚してしまうんですね。これによって、いつまでも髪を傷めるシャンプーを使い続けるという悪循環に入ってしまっているんです。
静電気は髪の毛のダメージの蓄積によってキューティクルが剥がれ、摩擦が起こりやすくなる状態のために起こることが多いです。髪の毛が剥がれると摩擦が増えるだけでなく水分も保水しにくい状態になっています。乾燥によっても静電気は感じられやすくなるのは、冬にドアノブでパチっとなる現象とまったく同じです。
以前使っていたシャンプーと静電気の関係
是非確認してもらいたいのが、前に使っていたシャンプーの成分です。シャンプーの最後に使用するコンディショナーやトリートメントにシリコン成分が入っていないでしょうか。ノンシリコンシャンプーを使っていた方という方も、商品によってはトリートメントにはシリコンが入っていることもあるので、念のため確認をしておく方が良いです。
シリコンは頭皮の毛穴につまるなど、髪の毛が弱くなりがちな世代の方はなるべく避けておきたいものです。それなのになぜシャンプーメーカーがシリコンを入れるかというと、理由は
「安く、仕上がりをさらさらにできる」からです。
サラサラの髪になると残念ながら消費者は良いシャンプーだと感じますものね。
簡単にサラサラにできるシリコンをいれてあるので、仕上げでツヤを出せばよいという方針になり、洗浄成分には強力なものを入れられているんです。この強力な洗浄成分が髪の毛を痛めるというのは言うまでもありません。
これから、良質な髪の毛にしていくためには、ノンシリコンのシャンプーとノンシリコンのトリートメントをあわせて使っていく必要があります。今発生している静電気は過去のものです。シャンプーは新しい良質なものを使い、他の対策で静電気を抑えていきましょう。
まずは、自分の髪質に合ったアミノ酸系洗浄成分のノンシリコンシャンプーを見つけましょう。すべてはそこからです。
効果的な髪の毛の静電気対策
静電気対策には専用のトリートメントやアウトバストリートメントによるケアが重要なのですが、その前に確認した方が良いことがあります。
それは使用している櫛が静電気を発生させない材質かどうかです。
静電気は摩擦によって発生するのですが、髪の毛と性質が異なる材料の時により激しい帯電が起こります。(手をこすり合わせても電気は発生しないでしょ☆)
髪の毛から遠い材質、それは人工のプラスチックです。
プラスチックの櫛は髪を傷めるので要注意。
特にポリエステルは特に静電気を出しやすいので、交換をお勧めします。
最もおすすめのブラシは、豚やイノシシなど動物の毛で作られたものです。これだけでもずいぶん冬を過ごしやすくできるはずです。比較的安くて人気のある櫛は、ラ・カスタのヘッドスパブラシです。